【予備知識無し】エネルギー管理士の熱分野と電気分野どちらがおすすめか解説します!

どうも、ともです。

エネルギー管理士の資格取得を考えている人の中には、

 
・エネルギー管理士って熱分野と電気分野どちらで受験すればいいの?
・熱分野での受験がおすすめの人は?
・電気分野での受験がおすすめの人は?

といった疑問を持っている方も多いかと思います。

この疑問に関して、結論だけ先に述べると、

 
ほとんどの方は、熱分野での受験がおすすめです。

と考えています。

しかし、一部の方は、電気分野での受験がおすすめの人もいます。

そこで、今回は、

・熱分野と電気分野の違いについて知りたい人
・熱分野での受験に向いているのはどうのような方か知りたい人
・電気分野での受験に向いているのはどのような方か知りたい人

といった観点で情報をまとめていきます。

独学でのおすすめ勉強法を知りたいという方は、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。

エネルギー管理士とは

エネルギー管理士とは、エネルギー使用量が多い工場や会社において、エネルギー使用量の最適化や削減を行う能力があることを示す資格です。

エネルギー管理士の概要については、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。。

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エネルギー管理士の資格取得難易度

受験者数、合格者数、合格率の推移に関して下記の表にまとめました。

エネルギー管理士試験受験者数と合格者数の推移

エネルギー管理士の受験者数は、年度によっても違いますが、8,000人から10,000人程度です。

2023年度の試験では、申込者数が9,663人、受験者数が8,137人でした。つまり、申込者の約8割が実際に試験を受けています。

合格率は毎年ばらつきはありますが、およそ30~35%程度で推移しています。

似たような難易度の資格としては、公害防止管理者(水質1種、大気1種)、施工管理技士1級、簿記2級、TOEIC730点などが該当します。

熱分野と電気分野どちらの受験がおすすめ

結論だけ先に述べると、

 
エネルギー管理士の取得を考えている多くの方は、熱分野の方がおすすめです!

という回答になります。

その理由は、

・予備知識がない人にとっては、熱分野の方が勉強を進めやすい
・熱分野の方が、試験合格に必要な勉強時間が少なくて済む可能性が高い
・熱分野の受験者の方が多く、分からない問題などを周りの人の教えてもらえる可能性が高い

といった点です。

エネルギー管理士の資格取得に必要な時間の目安は、下記の通りです。

エネルギー管理士試験に必要な勉強時間の目安

予備知識がある場合、ない場合、どちらの場合でも、熱分野の方が、合格までに必要な勉強時間が短くなることが分かるかと思います。

ここまで、読み進めていただいた方の中で、

 
多くの人にとって熱分野がおすすめなことは分かったけど、私はどちらの受験分野がおすすめか分からないよ

といった方もいらっしゃるかと思います。

そこで、熱分野と電気分野での受験がおすすめな人をそれぞれパターン別にまとめていきます。

熱分野がおすすめの人

エネルギー管理士の試験において、熱分野での受験がおすすな人は下記の方々です。

・初学者の人
・熱関係の他の資格の取得を視野に入れている人

それぞれの項目に関して、詳細を解説していきます。

初学者の人

初学者の人には、熱分野での受験をおすすめします。

その理由は、先述の通り、電気分野と比較して合格までの必要な勉強時間が比較的少なくなる可能性が高いからです。

また、電気分野よりも熱分野の方が、比較的なじみのある用語や知っている設備に関する問題が出題されることが多いです。

そのため、初学者の方は熱分野で受験をした方が良いと考えます。

熱関係の他の資格の取得を視野に入れている人

エネルギー管理士の試験では、熱分野および電気分野どちらの試験のおいても、各分野に関する幅広い知識を網羅的に勉強する必要があります。

そのため、エネルギー管理士の資格を取得することができれば、他の資格取得にも必要な知識をある程度身に着けている状態になります。

熱分野の受験では、ボイラー、蒸気タービン、冷凍機械などの設備に関する知識を身に着ける必要があります。

そのため、下記のような資格取得を目指している方は、熱分野での受験がおすすめです。

・ボイラー技士
・冷凍機械責任者
・危険物取扱者

エネルギー管理士のおすすめ勉強法は、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。

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電気分野がおすすめの人

エネルギー管理士の試験において、電気分野での受験がおすすな人は下記の方々です。

・電気分野の予備知識がある人
・電験1種、2種(電気主任技術者試験)の資格取得を目指している

それぞれの項目に関して、詳細を解説していきます。

電気分野の予備知識がある人

電気分野の予備知識がある人は、電気分野での受験をおすすめします。

ここでの予備知識は、大学などで電気関係の単位を取得していることや実務上で電気関連の仕事を行っていることが該当します。

電気分野の受験をした友人に聞いた話ですが、初学者が独学で電気分野の勉強をすすめることは相当ハードルが高いとのことでした。

 
電気分野に関する知識に自身がない人は、熱分野での受験をした方がよいと思います。

電験1種、2種(電気主任技術者試験)の資格取得を目指している

電験1種、2種の合格を目指している人は、電気分野での受験をおすすめします。

電験には1種、2種、3種の試験区分があります。

一般的に電験の試験難易度は、1種、2種、3種の順番に簡単になっていきます。

では、なぜ、電験1種、2種の合格を目指している方が、エネルギー管理士の資格取得を目指した方がよいか解説します。

その理由は、電験2種とエネルギー管理士で求められる知識で、重複する範囲が多いためです。

また、エネルギー管理士の電気分野は電験2.5種と呼ばれており、資格取得の難易度は、およそ電験2種と3種の中間に位置しています。

そのため、電験1種、2種の資格習得を目指している方にとっては、エネルギー管理士の資格取得がよい道しるべになるかと思います。

まとめ

今回は、エネルギー管理士のパターン別おすすめ受験分野についてまとめてきました。

エネルギー管理士試験で熱分野の受験がおすすめの人
・初学者の人
・熱関係の他の資格取得を視野に入れている人

エネルギー管理士試験で電気分野の受験がおすすめの人
・電気分野の予備知識がある人
・電験1種、2種の資格取得を目指している人

皆さんの、エネルギー管理士の資格取得の参考になれば幸いです。

独学でのおすすめ勉強法を知りたいという方は、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。