【公害防止管理者】公害防止管理者等受験講習会って試験対策に必要?【受験講習会WEB版】

どうも、ともです。

資格取得の際に、勉強会への参加やオンライン講座の受講を行ったことがある人は最近多いかと思います。

私も独学が難しいと感じる勉強やスキルアップの場合は、スクールなどに通っていました。

公害防止管理者試験においても、代表的なオンライン講座として産業環境管理協会主催のオンライン講座があります。

しかし、実際にオンライン講座を受講するとなると、

 
・私ってオンライン講座を受講したほうが良いのかな?
・オンライン講座って何を教えてくれるのかな?

という疑問を持つ方が多いかと思います。

そこで今回は、

・オンライン講座を受講するメリット
・オンライン講座の受講したほうが良い人の特徴

について、まとめていきます。

公害防止管理者等受験講習会とは

公害防止管理者等受験講習会とは、公害防止管理者の資格取得を国家試験の合格で目指す人の学習をサポートすることを目的として、試験実施団体である一般社団法人産業環境管理協会が主催している試験対策講座です。

一般社団法人産業環境管理協会は、公害防止管理者の試験を実際に行っている団体です。

 
つまり、出題者自身が過去問に沿って重要ポイントや過去問の解説を行ってくれる講座です!

従来は、各年ごとに集合研修の形で講習会を実施していましたが、社会情勢を鑑みてオンラインでも講座が開講されています。

オンライン講座のデモ動画は下記の通りです。

オンライン講座の概要

オンライン講座の概要は下記に通りになっています。

1.オンライン講座内容
・公害防止管理者試験の大気・水質・騒音振動の3分野の講座がある。
・出題傾向に沿った基礎的事項から、過去問の解説と重要事項の説明を中心の解説。

 

2.オンライン講座の開催期間


・オンライン講座の配信期間:毎年5月下旬~国家試験当日まで
・受講申し込み期間 :毎年4月上旬~国家試験当日まで

 

 2021年の場合
 ・オンライン講座の配信期間:6月1日(火)~10月3日(日)

オンライン講座の講義科目について

開講されるオンライン講座の科目と講座時間は下記の通りです。

まずは、水質関連です。

公害防止管理者オンライン講座の時間割

水質関連に申し込むと、5科目すべて受講することが可能です。

しかし、自分が受験する予定の種別で試験が実施される科目以外の講座を聞いても、試験対策にはなりません。

そのため、自分が受験する予定の種別で〇が記載されている講座を中心に受講することをおすすめします。

例えば、水質2種の場合、〇の記載がある「公害総論」、「水質概論」、「汚水処理特論」、「水質有害物質特論」の4科目の受講すれば、効率的に試験対策を行うことができます。

次に、大気関連です。

公害防止管理者オンライン講座の時間割

そして、騒音・振動関連です。

公害防止管理者オンライン講座の時間割

オンライン講座の受講料

最後に受講料は下記の通りです。

オンライン講座の受講料


・1講座あたり 60,900円(税込)、【会員の場合 43,000円(税込)】

オンライン講座は、こちらのリンク先から申込が可能です。

公害防止管理者等受験講習会を受けるかどうかの基準

公害防止管理者等受験講習会を受けるどうかの基準は下記の通りです。

〇受講したほうがよい人


・2年連続合格できない課目がある人
・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人
・繰り返し動画を見る時間がある人
〇受講しなくてもよい人


・今年初受験の人
・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人
・仕事をしながら勉強をする人

各々の項目に関して、解説していきます。

受講をした方がよい人

・2年連続合格できない科目がある人

ひとつ目の理由は、科目別合格制度の期限が切れるためです。

公害防止管理者試験の試験には科目別合格制度があります。

この制度を利用すると、1度合格した科目は3年間受験が免除されます。

しかし、その間に全課目合格できなければ、また1から受験し直しになります。

そのため、2年連続合格できていない科目がある(科目別合格制度の最終年)の場合は、オンライン講座を受講して、試験対策を行った方がよいかと思います。

・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人

会社の同僚や友人などに、公害防止管理者の試験の受験経験がある人がいない場合、オンライン講座を受講して方が良いです。

その理由は、分からない問題を誰かに解説してもらう機会がないと、合格するための効率が悪くなるためです。

・繰り返し動画を見る時間がある人

オンライン講座の解説を一度聞いて理解できる人は、なかなかいないと思います。

そのため、1回聞いて自分で学習し、2度目は分からないところを中心に解説を聞き直すことができる環境でないと、オンライン講座の恩恵を受けることができません。

オンライン講座は、講座期間中繰り返して受講することができますので、繰り返し動画を見ることができるほうが試験対策につながります。

受講しなくてもよい人

・今年初受験の人

今年初受験の人は受けなくてもよいです。

理由は、一度自分で学習してみないと、どの講座を受講すればよいか判断がつかないからです。

仮に一つの講座を受講すると、費用だけでも、60,900円(税込み)かかります。

受験費用に比べて、非常に高い費用のため、費用対効果が薄いです。

そのため、一度受験して、自分が独学で勉強をすすめることができるか目星をつけてから受講を検討することをおすすめします。

・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人

予備知識がある場合(大学の講義レベル)もしくは会社の同僚や友人に受験経験がある人がいる場合は、オンライン講座を受験する必要性が低いです。

理由は、予備知識がある場合、テキストを読み、過去問に取り組むことで、ほとんどの問題を理解することができるためです。

また、周囲に受験経験がある人がいる場合、その人に聞いた方が早いです。

ただし、勉強してから時間がたっていて全く覚えていない人、知人に聞くのが億劫な人はオンライン講座の受講を検討しても良いかもしれません。

・仕事をしながら勉強をする人

これは、私の実体験なのですが、平日の仕事の拘束時間が長い場合、オンライン講座を受講する時間をとることが難しくなります。

テキストを読むのであれば、隙間時間に読み進めることができますが、オンライン講座の受講にはある程度まとまった時間が必要になります。

そのため、平日は仕事に追われている方は、動画をみる機会が減ってしまい、最終的に動画を全部見終えることが難しいです。

一方で、どうしても分からない部分があるので、その部分だけ見ると割り切ってオンライン講座の受講をする場合、効率よく勉強をすすめることができるかもしれません。

公害防止管理者等受験講習会の特徴に関して

公害防止管理者等受験講習会のメリット・デメリットは下記の通りです。

〇受講のメリット


・専門講師が分かりやすく説明してくれる
・試験に出る内容の説明が多い
・過去15年分の出題傾向をまとめた資料を入手することができる
〇受講のデメリット


・時間が長い
・予備知識がある人にとっては学びが少ない

各々の項目に関して、解説していきます。

オンライン講座のメリット

・専門講師が分かりやすく説明してくれる

各分野の専門化が、テキストの内容や演習問題を、板書形式や資料を使った説明など、非常に分かりやすく講座を運営してくれます。

そのため、勉強に行き詰っている方にとっては、合格に向けてのカンフル剤になると思います。

・試験に出る内容の説明が多い

問題を作るサイドの方々が、勉強しておくべきことや解き方を知っておくべき問題について解説してくれます。

そのため、全部が全部ではないですが、自分で試験問題に山を張ったりするよりは、確実に試験対策につながります。

・過去15年分の出題傾向をまとめた資料を入手することができる

過去15年分の過去問から、どのような問題が出題されるかについてまとめた資料を入手することができます。

この資料を作っているのは、もちろん試験を実施している一般社団法人産業環境管理協会です。

少し大げさに言うと、試験を作った人が公式にカンニングペーパーを配布しているということです。

この資料を入手するだけでも、試験合格に向けて、一歩近づくことができるのではないかと思います。

オンライン講座のデメリット

・時間が長い

一つ一つの講座を全部受講する場合、拘束時間が比較的長くなります。

一つの講座がおよそ2時間程度のボリュームがあります。

そのため、時間に比較的余裕のあるタイミングでないと受講はなかなか難しくなってきます。

・予備知識がある人にとっては学びが少ない

一つの講座で、各課目の内容を網羅的に説明および解説をするため、各項目を深く掘り下げる部分は少ない印象です。

そのため、予備知識がある人にとっては、長時間かけて必要な情報が10分程度しかなかったという事態も起こりえます。

したがって、ある程度予備知識がある人は、まずは、独学で勉強をする方が効率的に勉強をすすめることができます。

公害防止管理者の独学方法

公害防止管理者を独学で勉強する場合は、基本的に過去問を繰り返すことが中心になります。

おすすめの勉強方法や参考書は下記記事にてまとめていますので、よろしければこちらを参照ください。

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まとめ

今回は、公害防止管理者の試験対策の一つとして、公害防止管理者等受験講習会を受講するかの判断基準とオンライン講座のメリット・デメリットに関してまとめてきました。

本記事をご覧いただいて、受験講習会を受講したいと思った方は、よろしければこちらを参照ください。

1.オンライン講座は水質・大気・騒音振動の種別ごとに受講することができ、費用は60,900円(税込)。
2.オンライン講座を受講したほうがよい人
 ・2年連続合格できない課目がある人
 ・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人
 ・繰り返し動画を見る時間がある人
3.オンライン講座を受講しなくてもよい人
 ・今年初受験の人
 ・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人
 ・仕事をしながら勉強をする人
4.オンライン講座受講のメリット
 ・専門講師が分かりやすく説明してくれる
 ・試験に出る内容の説明が多い
 ・過去15年分の出題傾向をまとめた資料を入手することができる
5.オンライン講座受講のデメリット
 ・時間が長い
 ・予備知識がある人にとっては学びが少ない

皆さんの、公害防止管理者合格の助けになれば幸いです。