【何が出題されるの!?】乙4の試験科目をまとめます!

どうも、ともです。

乙4の受験を考えている人の中には、

 
・乙4の試験科目って何があるの?
・乙4の試験でどんな問題が出題されるかよく分からない

と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、

1.乙4を受験する前ににどのような試験科目があるのか知りたい人
2.乙4の試験科目でどのような問題が出題されるか知りたい人

といった観点で情報をまとめていきます。

乙4の試験科目について

危険物取扱者乙種の試験内容は下記の通りです。

試験科目出題数(合格に必要な正解数)
危険物に関する法令15問(9問)
基礎的な物理学及び基礎的な化学10問(6問)
危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問(6問)

各類ごとの危険物に関する問題が出題されます。

甲種と比較して出題範囲は限定されますが、基礎的な化学の知識や危険物の予備知識がない人にとっては、十分な学習時間の確保が必要です。

試験時間は、2時間です。

危険物取扱者乙種試験に合格するには、各試験科目でそれぞれ60%以上の正答率が必要です。

正答率が60%を切った科目が1科目でもあれば、不合格となります。

乙4のおすすめの勉強法に関しては、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。

危険物に関する法令

問題数は15問です。合格には9問以上の正解が必要です。

消防法等の条文の正誤問題および危険物取扱者の業務についての知識を問われる科目です。

問題集で問われる内容と類似した問題が出題されることが多いため、問題集を繰り返して行うことで対策を行うことができます。

特に優先的に覚えたほうが良いもの(難しいもの)を下記にまとめます。

危険物の指定数量
・保安距離および保安空地が必要な危険施設
・消火設備の第1種~第5種の区別

上記の項目は参考書で勉強する際に、必ず覚えたほうが良い項目になります。

それ以外の項目は、過去問演習を行う過程で、覚えていくほうが良いです。

基礎的な物理学及び基礎的な化学

問題数は10問です。合格には6問以上の正解が必要です。

物理的、化学的な燃焼に関する知識および危険物の類ごとの性質およびその消化方法についての知識を問われます。

高校等で化学の授業をとっていない方(私も含む)にとっては、非常に難易度が高い科目に感じると思います。
特に優先的に覚えたほうが良いもの(難しいもの)を下記にまとめます。

・引火点と発火点の違いについて
・火災の種類ごとの適切な消火剤について

基礎的な物理及び基礎的な化学については、一度理解してしまえば、初見の問題でも対応することが可能であるため、コツコツと勉強することをおすすめします。

危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法

問題数は10問です。合格には6問以上の正解が必要です

危険物の性質および特徴に関する知識についての知識を問われます。

参考書の内容をすべて暗記するのは厳しいです。

そのため、まずは、問題集で出題された内容を完璧に理解するまで、繰り返し勉強を行うことをおすすめします。

特に優先的に覚えたほうが良いもの(難しいもの)を下記にまとめます。

・第1類から第6類までの危険物の性質
・消火剤と適応できる火災の種類の組み合わせ

特に、第4類危険物の種類ごとの性質は、共通していること、違うことを整理して覚えておかないと、問題が全く解けないため注意が必要です。

おすすめ対策順

科目ごとに勉強する順番は下記がおすすめです。

「基礎的な物理及び基礎的な化学」→「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」→「危険物に関する法令」

多くの問題集では、「危険物に関する法令」が最初になっていますが、上記の順番で勉強したほうが早く理解できます。

理由は、「危険物に関する法令」は暗記することが多く、時間がかかるため、一度勉強を始めると、他の2科目に時間をさけなく恐れがあるからです。

また、「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」の内容の一部が、「危険物に関する法令」に関連しているため、先に勉強したほうが理解が早くなります。

試験科目の免除について

危険物取扱者の試験科目の免除規定は下記の通りです。

免除になる条件対象の種別免除になる科目免除申請の方法
危険物乙種の資格を取得した方が、別の類を改めて取得する場合保有資格以外の危険物乙種法令および物理化学受験申込時に免状コピー提出
甲種、乙種及び丙種の火薬類製造保安責任者免状を保有する場合乙種1類および5類物理化学および消化方法の一部受験申込時に免状コピー提出
甲種及び乙種の火薬類取扱保安責任者免状を保有する場合乙種1類および5類物理化学および消化方法の一部受験申込時に免状コピー提出
5年以上消防団員として勤務し、かつ、消防学校の教育訓練のうち基礎教育又は専科教育の警防科を修了した者丙種燃焼及び消火に関する基礎知識受験申込時に「5年以上消防団員として勤務したことを証明する書類」および「消防学校での基礎教育又は専科教育の警防科を修了したことを証明する書類」を提出

多くの方が利用するのは、乙4取得後に、乙1や乙2を取得する際に、法令および物理化学の免除を申請するパターンになるかと思います。

まとめ

今回は、乙4の試験科目についてまとめてきました。

・危険物取扱者乙種試験に合格するには、各試験科目でそれぞれ60%以上の正答率が必要。
 1科目でも正答率が60%を切れば、不合格。

・試験勉強のおすすめ順は、「基礎的な物理及び基礎的な化学」→「危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法」→「危険物に関する法令」

皆さんの乙4合格の参考になれば幸いです。