どうも、ともです。
資格取得の際に、オンライン講座を利用しようかなと悩んだことがある方は多いかと思います。
エネルギー管理士においても、代表的なオンライン講座として省エネルギーセンター主催のオンライン講座(エネ管WEB講座)があります。
しかし、実際にオンライン講座を受講するとなると、
・オンライン講座って何を教えてくれるのかな?
という不安を抱く方が多いかと思います。
そこで今回は、
・オンライン講座の受講したほうが良い人の特徴
といった観点で情報をまとめていきます。
独学でのおすすめ勉強法を知りたいという方は、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。
エネルギー管理士オンライン講座とは
エネルギー管理士オンライン講座とは、エネルギー管理士の資格取得を国家試験の合格で目指す人の学習をサポートすることを目的として、試験実施団体である一般財団法人省エネルギーセンターが主催している試験対策講座です。
オンライン講座のデモ動画は下記の通りです。
オンライン講座の概要は下記に通りになっています。
・試験課目4課目(熱分野・電気分野とも)中、1課目から受講することができる。
・出題傾向に沿った基礎的事項から、過去問の解説と重要事項の説明を中心の解説。
2.オンライン講座の開催期間
・WEB講座の配信期間:毎年5月上旬~国家試験終了日まで
・受講申し込み期間 :毎年4月上旬(試験概要発表日) ~国家試験1か月前まで
※2023年の場合
・WEB講座の配信期間:5月16日(火)~7月下旬
・WEB講座受講申し込み期間 :4月7日(金) ~7月中旬
また、開講されるオンライン講座は下記の通りです。
一部課目は、選択課目のため、オンライン講座が開講されないため、注意が必要です。
最後に受講料は下記の通りです。
・1講座あたり 13,200円(税込)、【賛助会員の場合 11,000円(税込)】
受講料の計算例)
エネルギー総合管理及び法規と熱力学の基礎を受講する場合
2講座×13,200円=26,400円(税込み)
オンライン講座は、こちらから申込が可能です。
エネルギー管理士オンライン講座を受けるかどうかの基準
エネルギー管理士オンライン講座を受けるどうかの基準は下記の通りです。
・2年連続合格できない課目がある人
・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人
・繰り返し動画を見る時間がある人
・今年初受験の人
・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人
・仕事をしながら勉強をする人
各々の項目に関して、解説していきます。
独学でのおすすめ勉強法を知りたいという方は、こちらにまとめていますので、よろしければ参照ください。
受講をした方がよい人
・2年連続合格できない課目がある人
ひとつ目の理由は、課目別合格制度の期限が切れるためです。
エネルギー管理士の試験には課目別合格制度があります。
この制度を利用すると、1度合格した課目は3年間受験が免除されます。
しかし、その間に全課目合格できなければ、また1から受験し直しになります。
そのため、2年連続合格できていない課目がある(課目別合格制度の最終年)の場合は、オンライン講座を受講して、試験対策を行った方がよいかと思います。
・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人
会社の同僚や友人などに、エネルギー管理士の試験の受験経験がある人がいない場合、オンライン講座を受講した方が良いです。
その理由は、分からない問題を誰かに解説してもらう機会がないと、合格するための効率が悪くなるためです。
・繰り返し動画を見る時間がある人
オンライン講座の解説を一度聞いて理解できる人は、なかなかいないと思います。
そのため、1回聞いて自分で学習し、2度目は分からないところを中心に解説を聞き直すことができる環境でないと、オンライン講座の恩恵を受けることができません。
オンライン講座は、講座期間中繰り返して受講することができますので、繰り返し動画を見ることができるほうが試験対策につながります。
受講しなくてもよい人
・今年初受験の人
今年初受験の人は受けなくてもよいです。
理由は、一度自分で学習してみないと、どの講座を受講すればよいか判断がつかないからです。
仮に全部の講座を受講すると、費用だけでも、66,000円(税込み)かかります。
受験費用に比べて、非常に高い費用のため、費用対効果が薄いです。
そのため、一度受験して、自分が受けるべき課目に目星をつけてから受講を検討することをおすすめします。
・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人
予備知識がある場合(大学の講義レベル)もしくは会社の同僚や友人に受験経験がある人がいる場合は、オンライン講座を受験する必要性が低いです。
理由は、予備知識がある場合、テキストを読み、過去問に取り組むことで、ほとんどの問題を理解することができるためです。
また、周囲に受験経験がある人がいる場合、その人に聞いた方が早いです。
ただし、勉強してから時間がたっていて全く覚えていない人、知人に聞くのが億劫な人はオンライン講座の受講を検討しても良いかもしれません。
・仕事をしながら勉強をする人
これは、私の実体験なのですが、平日の仕事の拘束時間が長い場合、オンライン講座を受講する時間をとることが難しくなります。
テキストを読むのであれば、隙間時間に読み進めることができますが、オンライン講座の受講にはある程度まとまった時間が必要になります。
そのため、平日は仕事に追われている方は、動画をみる機会が減ってしまい、最終的に動画を全部見終えることが難しいです。
一方で、どうしても分からない部分があるので、その部分だけ見ると割り切ってオンライン講座の受講をする場合、効率よく勉強をすすめることができるかもしれません。
エネルギー管理士オンライン講座の特徴に関して
エネルギー管理士オンライン講座受講のメリット・デメリットは下記の通りです。
・専門講師が分かりやすく説明してくれる
・試験に出る内容の説明が多い
・時間が長い
・予備知識がある人にとっては学びが少ない
各々の項目に関して、解説していきます。
オンライン講座のメリット
・専門講師が分かりやすく説明してくれる
各分野の専門家が、テキストの内容や演習問題を、板書形式や資料を使った説明など、非常に分かりやすく講座を運営してくれます。
そのため、勉強に行き詰っている方にとっては、合格に向けてのよい手助けになると思います。
・試験に出る内容の説明が多い
問題を作るサイドの方々が、勉強しておくべきことや解き方を知っておくべき問題について解説してくれます。
そのため、全部が全部ではないですが、試験に出題されやすい分野について、効率よく試験対策することができます。
オンライン講座のデメリット
・時間が長い
一つ一つの講座を全部受講する場合、拘束時間が比較的長くなります。
一番短い講座で3時間、長いものだと8時間のものあります。
そのため、時間に比較的余裕のあるタイミングでないと受講はなかなか難しくなってきます。
・予備知識がある人にとっては学びが少ない
一つの講座で、各課目の内容を網羅的に説明および解説をするため、各項目を深く掘り下げる部分は少ない印象です。
そのため、予備知識がある人にとっては、長時間かけて必要な情報が10分程度しかなかったという事態も起こりえます。
そのため、ある程度予備知識がある人は、まずは、独学で勉強をする方が効率的に勉強をすすめることができます。
エネルギー管理士の独学方法
エネルギー管理士を独学で勉強する場合は、基本的に過去問を繰り返すことが中心になります。
おすすめの勉強方法や参考書は下記記事にてまとめていますので、よろしければこちらを参照ください。
どうも、ともです。 エネルギー管理士の資格取得を目指している方の中には、就職や転職や社内での昇進の際に資格が必要な方も多いかと思います。 エネルギー管理士の資格取得をしようと思ったときに、忙しい社会人の方の中には、 &[…]
まとめ
今回は、エネルギー管理士の試験対策の一つとして、エネルギー管理士オンライン講座を受講するかの判断基準とオンライン講座のメリット・デメリットに関してまとめてきました。
2.オンライン講座を受講したほうがよい人
・2年連続合格できない課目がある人
・予備知識がなく知り合いに受験した人がいない人
・繰り返し動画を見る時間がある人
3.オンライン講座を受講しなくてもよい人
・今年初受験の人
・予備知識があるもしくは周囲に受験した人がいる人
・仕事をしながら勉強をする人
4.オンライン講座受講のメリット
・専門講師が分かりやすく説明してくれる
・試験に出る内容の説明が多い
5.受講のデメリット
・時間が長い
・予備知識がある人にとっては学びが少ない
皆さんの、エネルギー管理士合格の助けになれば幸いです。