【スラムダンク】【最速紹介】読んだことない人に向けての全巻あらすじ解説part3

どうも、ともです。

今回は映画化が発表された不朽の名作

井上雄彦氏の漫画「スラムダンク(SLAM DUNK)」について、全巻のあらすじの解説をまとめていきます。

本記事では、21巻から31巻までのあらすじを解説します。

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1.スラムダンクを読んだことあるけど、映画前に復習したい人
2.今まで読んだことないけど、ざっくり知っておきたい人
3.読んでみたいけど、内容が分からないから不安な人

スラムダンクの概要

スラムダンクの概要は、以下のようにまとめられています。

■解説 桜木花道は、中学校三年間で50人もの女子生徒にふられ続けた悲しい男。50人目の女子生徒に「私、バスケット部の小田君が好きなの」と言われたショックが尾を引いて、湖北高校へ入学してからも“バスケット”という言葉に異常に反応し、立ち直れない状態だった。 そんなある日のこと、廊下で一人の美少女から声をかけられる。「バスケットはお好きですか?」その女生徒・晴子がモロに自分の好みであったため、花道は何のためらいもなく「大好きです!!」と答えてしまう。 いつか憧れの晴子と一緒に登下校する日を夢見て、花道はバスケットのトレーニングを始める。しかし、晴子にはバスケ部のルーキー流川楓に憧れていたのだった。その事実を知った直後、バスケット部の練習中のボールが偶然花道の顔面に…怒る花道は猛然とバスケット部員たちに襲いかかるのだった。そこにバスケット部キャプテンの赤木が登場、花道はこよなくバスケットを愛する赤木の面前でバスケ部のことを「玉入れ遊び部」と侮辱し、赤木を怒らせてしまい、バスケットで赤木と勝負することになる。 果たして初心者・花道はこの無謀な勝負に勝てるのか!?

同じ部に所属するスーパールーキー流川の存在、絶大な存在感を誇るキャプテン赤木に触発されながら成長を続ける桜木花道は必見。また晴子や洋平を中心とする桜木軍団など登場人物も個性豊かにストーリーを盛り上げる! 天才・仙道をはじめとする陵南、神奈川NO.1プレイヤー牧率いるインターハイ常連の海南、藤真を擁し、抜群の高さを武器にする翔陽など強豪校のライバルたちに初心者・桜木花道が立ち向かう。 果たして強豪ひしめく神奈川県で湘北高校は勝ち進んでいくことができるのか?そして湘北キャプテン・赤木の全国制覇の夢はかなうのか? 自称・“天才”の桜木花道の戦いが今始る!!

引用元:東映アニメーションミュージアム スラムダンクの概要より

では、本記事では、21巻~31巻の全巻のあらすじ解説を行っています。

21巻~31巻あらすじ

スラムダンクには、3種類のコミック版があります。
単行本」「完全版」、「新装再編版」です。
今回は、「単行本」の各巻ごとに、あらすじをまとめていきます。
※各巻数の横のカギ括弧内は副題です。

21巻「勝敗」

赤木が4ファウル目を取られた直後、三井は、脳貧血により試合中に倒れてしまいます。

三井は最後までコートに立てない不甲斐なさと、バスケットから離れていた時間を思い出し、涙を流しながら後悔をしていました。

その頃、コートでは仙道がフリースローを決め、湘北のリードは1点まで縮められています。

ここで、一気に逆転をしようと陵南が果敢に攻める中、桜木が福田、仙道、魚住を次々に止め、陵南に傾きかけた流れを引き戻します。

ここで、陵南の監督田岡は気づきます。

素人・桜木が湘北の不安要素の1つであると同時に、陵南の最大の不安要素であることに。

さらに、桜木のパスから、小暮の3Pシュートも決まり4点のリードを奪います。

試合時間残り1分、4点差ですが、仙道はまだ試合をあきらめていません。

湘北も全力でディフェンスをしますが、仙道にシュートを決められてしまいます。

続く湘北の攻撃は、赤城のシュートがリングにはじかれます。

そのボールを、桜木がダンクシュートで決め、試合を決定づけます。

この後、2か月前の練習試合で仙道にやられた速攻も封じた湘北は陵南に勝ち念願のIH出場を決めました。

赤城は号泣して、試合後の整列に加わることができません。

その後、ずっとライバルだった魚住とお互いをたたえあいました。

神奈川県予選から1週間後、桜木が仲間とパチンコ店に並んでいた際に、海南の牧と清田にばったりと出会います。

桜木は、牧の誘いを受け、IH愛知県予選の会場へ急遽行くことになりました。

牧と清田の偵察の目的は、優勝の本命である愛和学院のエース、愛知の星、諸星でした。

そのころ、流川は安西監督にアメリカ行きの相談をしますが、反対されます。

安西は、流川に仙道にも及ばない今、アメリカに行っても意味がないと言い放ちます。

安西は、流川に「まず、日本一の高校生になりなさい」と言葉を送り、流川は帰路に就くことになります。

場面は戻り、桜木と牧、清田はIH愛知県予選の会場に着きました。

しかし、ここで愛知県予選決勝戦は予想外の展開になっていました。

優勝候補の愛和学院が名朋工業にリードを奪われているのでした。

名朋工業は高校からバスケを始めたエース森重の一人の活躍により、30点ものリードを奪っていたのです。

森重は一人で試合を決定づける、衝撃的なインパクトを残します。

ここで、21巻は終了します。

22巻「1st ROUND」

安西監督から「まず、日本一の高校生になりなさい」と言われ、帰路に就く途中、流川は、安西監督の昔の話を聞くことになります。

安西監督が大学でコーチをしていた時は、白髪鬼(ホワイトヘアードデビル)と呼ばれるスパルタコーチとして、有名でした。

安西が、大学のコーチをしていた際に、大きな期待を寄せていたのは、谷沢という選手でした。

谷沢は、2メートルの長身と優れた運動能力を合わせ持つ有望な選手でした。

しかし、安西の厳しい指導に、谷沢は日本でバスケをしていると自分の才能が埋もれてしまうと言い残し、単身渡米します。

しばらくたち、アメリカの大学での試合を安西が見たとき、基礎練習を怠り続けた彼は全く成長していませんでした。

アメリカで思ったような活躍できず、自暴自棄になった谷沢は、クスリに溺れた末に交通事故死という安西にとって、最も悪い結果になってしまいました。。

谷沢がそのような運命になってしまったのは、自分の責任であると感じた安西は大学バスケ界から身を引き、今に至ります。

流川はその話を聞き、アメリカ行きが強く反対されたことに納得しました。

流川は、「まずは日本一の高校生になる」という目標に向けて、改めて動き出します。

「まずは日本一の高校生になる」という目標ができた流川はますます練習に身が入るようになり、他の部員が臆するような、鬼気迫る迫力を放ちます。

桜木は、流川の気合に触発され、無謀にも流川に対してワンオンワンの真剣勝負を挑みましたが、惨敗してしまいます。

落ち込む桜木に、宮城と三井は「まずは全国の強豪達を倒してこい」と励まされるのでした。

その頃、赤木元に、大学バスケの強豪・深沢体育大学の監督とセンターの3年生が訪れます。赤木に、大学への推薦入学の話のためでした。

そんな二人は、赤木に推薦入学の条件として、「全国ベスト8入りを目指してくれ」と言ってくるのでした。

時間たち、湘北高校の期末試験の時期がやってきます。

湘北高校では、赤点4つ以上は、IHに出場することができません。

期末試験後、赤木以外の湘北レギュラー4人は、全員赤点が4つ以上ありました。

全国大会出場をかけてまずは、赤点教科の追試に合格するための勉強合宿を行うことになりました。

猛勉強の成果もあり、4人は無事に追試を突破し、夏休みの合宿を迎えます。

静岡への合宿に向かおうとしたときに、安西から、桜木のみ、居残り練習が命じられます。

居残り練習の課題は、ゴールからやや離れた位置で打つシャンプシュートです。

他の湘北メンバーが一週間の遠征合宿に行っている間、桜木はジャンプシュートの練習2万本のノルマを与えられます。

安西が声をかけた桜木軍団や晴子も練習参加し、パス出しやシュートフォーム確認のためのカメラ撮影などをしながら桜木を応援します。

そして一週後、桜木はジャンプシュート2万本というメニューを見事に達成するのでした。

練習を終え、1週間の合宿から帰ってきた他の湘北メンバー合流し、日本一を目指して、全国大会に乗り込みます。

ここで、22巻は終了します。

23巻「AランクとCランク」

桜木の2万本シュート練習を終え、湘北メンバーとIHへ出発したころ、誰もいないはずの湘北高校の体育館で水戸洋平がいました。

そこへ、晴子がやってきて、桜木について話します。

晴子はバスケットをやっていたころ、男子の片手シュートに憧れて3年間練習したがうまくいかず、それを1週間で習得した桜木を羨ましく思っていました。

そのころ、IH会場へ向かう電車の中で部員たちはIHのトーナメント表を初めて目にし、驚きます。

湘北の対戦相手は、1回戦は大阪の豊玉高校、2回戦は、IHを連覇をしている絶対王者の山王工業、そして、順当にいくと3回戦で愛知の星こと諸星率いる愛和学院と強豪校揃いです。

そこで、偶然、1回戦の相手、豊玉高校のメンバーと遭遇し、売り言葉に買い言葉で闘志を燃やします。

そして、IH1回戦の日を迎えます。

試合直前、安西は「誰もウチが勝つとは思っていない。…正しくないと思い知らせてあげましょう」と湘北メンバーを鼓舞します。

そして、試合は始まりますが、湘北は、開始1分で9点取られてしまいます。

試合の流れを引き戻すために、桜木は、合宿で猛特訓したジャンプシュート打ちますが、うまくコントロールできず、観客席の清田の元へ向かいます。

安西は、試合のペースを落ち着かせるために、桜木と交代で、安田を投入します。

赤木が、オフェンスとディフェンスで圧倒的な活躍を見せ、点差は徐々につまります。

これに対抗するために、豊玉は、赤木にトリプルチームを仕掛けます。

すると、好機とばかりに赤木から流川にパスが渡り、流川がゴールを決めます。

このプレーを見た、豊玉のエース南は流川に、「お前がエースや」と言います。

直後のプレー南は、流川に肘を入れて左目を負傷させます。

両チームが挑発を繰り返し、喧嘩が勃発しそうになる中、スコア28-32の豊玉4点リードで前半が終了します。

後半の逆転に向けて控室で作戦会議する湘北メンバーの前に前半終了間際に南のラフプレーで左目を負傷した流川が応急処置を終えて、片目が塞がった状態で戻ってきました。

メンバーがそろったところで、安西が作戦を発表します。

ここで、23巻は終了します。

24巻「勝利のために」

湘北は、IH1回戦、豊玉高校との試合は前半を終えて28-34とリードされてしまっています。

後半に向けて、安西からの指示は、「ボールを奪う、走る、リングに入れる」というものでした。

これは、豊玉と湘北の両校が互いに最も得意とする、点の取り合いの試合で勝てという指示でした

この指示を受けて、前半で溜まったフラストレーションを晴らすべく素晴らしい動きを見せる湘北メンバーでした。

その中でも一際輝くプレーを見せるのが、左目の負傷により、片目が見えていない流川でした。

片目が見えていない中でも、ジャンプシュートを簡単に決める流川に、桜木が改めて対抗心をメラメラと燃やしていきます。

桜木はその対抗心から、ディフェンスに囲まれた状態でジャンプシュートを放ち、ボールを奪われてしまいます。

しかし、その直後、桜木は、前半に安西に言われた流川のプレーを見なさいの一言から、自身のプレーを流川のプレーと比較して反省します。

今までと違う桜木の様子を見ていた赤木は、彼がフリーになったところでパスを回します。

パスを受け取った桜木は、一週間の合宿で、習得した事を思い出しながら綺麗なジャンプシュート打ちます。

シュートは見事に決まり、湘北メンバーだけでなく、観客席にいる海南メンバーを仰天させるのでした。

桜木のシュートがチームを勢いづけ、宮城、赤木も落ち着いたプレーを見せるようになります。

そして、前半は不調だった三井もスリーポイントシュートを連発で決めます!

一方、豊玉はエースの南がどんどん調子を落としてしまいます。

そして、湘北は残り時間5分で81-81と同点に追いつく事に成功します。

ここで、豊玉はタイムアウトを取ります。

タイムアウト中、南の不甲斐なさに岸本が怒鳴り、チーム内でケンカが起きていました。

豊玉の選手の中には、豊玉前監督の北野が授けてくれた「ラン&ガンで点取り合戦を勝利する」というプレースタイルが正しかったのを証明するという悲願がありました。

そのためならば、ラフプレーで相手チームのエースを負傷させる事すら厭わなかった南でしたが、流川がその負傷をものともせずに活躍するのを見て、逆にプレッシャーを感じて、調子を崩していたのでした。

そんな南が今度はプレー中に頭を打ってしまい、一時負傷退場することになりました。

そこで南は、豊玉の応援に来ていた北野前監督と言葉を交わします。

北野は監督時代と変わらぬ優しい笑顔で南の治療を手伝い、現在監督を務めるミニバスの選手である小学生のバスケ少年達を示しながら、「とりあえず楽しそうにやってるわ」と言い、その場を離れます。

南がコートに戻った時、試合時間は既に2分を切っており、スコアは91-81で湘北の10点リードでした。

ここで、南は、豊玉メンバーに「北野さん来てはるで」と言います。

その言葉を聞いた、豊玉メンバーは「バスケットは好きか?」という北野の言葉を思い出します。

そこから、豊玉のメンバーは、驚異的な集中力を発揮し始めました。

南が3連続のスリーポイントシュートを決め、湘北は、91-87の4点差に詰め寄られてしまいます。

しかし、ここで、赤木が勝利を目前にして油断していた湘北メンバーに気合を入れ直します。

そして、4点差のまま、試合終了。湘北は、IH1回戦で勝利しました。

1回戦終了後、北野は旧知の仲である、安西の元に顔を出し、山王の試合映像を湘北の選手達に見せるか否かという話になります。

そこで、北野は、自信喪失につながるのではないかと心配する安西に、「そんなヤワな選手達には見えなかったぞ」と笑って言います。

それに対して、安西も笑顔を見せながら答えます。

その日の夜、安西はは部員達に山王の試合映像を見せ、作戦会議を行うことにします。

一方そのころ、山王は無名の湘北が相手でも決して油断することなく、「仮想・湘北」としてほぼ大学オールスターメンバをそろえた山王OBの選手達と練習試合を行っていました。

ここで、24巻は終了します。

25巻「最大の挑戦」

湘北メンバーは、IH2連覇の山王との試合を明日に控え、昨年度のIHの山王VS海南の試合のビデオをチェックしながら、対策を練ろうとします。

そこには、レギュラーメンバー全員が海南のエース牧と互角以上の戦いをする場面が映っていました。

ビデオを見た後、安西は昨年のレギュラーが3人残っていると湘北メンバーに伝えます。

それはキャプテンでガードの深津、センターの河田、エースの沢北です。

また、安西は、山王に勝つためには、「断固たる決意が必要なんだ」と言います。

山王には昨年のIHで優勝した経験があります。

さらに、明日の試合会場では、観客のほとんどが山王の勝利を期待している状況で、戦わないといけません。

そこで、湘北が勝利するためには、断固たる決意が必要になるのです。

一方そのころ、「仮想・湘北」としてほぼ大学オールスターメンバーをそろえた山王OBの選手達をあっさりと蹴散らした後、さらに湘北の県予選試合のビデオをチェックし、湘北メンバーへの対抗策を話し合うなど慢心は一切ありませんでした。

そうして迎えた、山王との試合当日、桜木は晴子に言われた「桜木君が成長した分だけ全国制覇が近づく。」という言葉を胸に、一人で早朝からシュート練習に励み、会場に乗り込みます。

会場到着後、安西監督は選手達一人一人の所に周り鼓舞します。

宮城には、「ポイントガード対決ではウチに分がある。」

三井には、「いくら山王といえど、三井寿は怖いと見える。」

桜木には、「もともと君に怖いものなどあったかね?」

と調子のいい言葉を聞かせて、彼らの不安を払拭していきます。

そして、最後に赤木の元に向かい、「山王工業のファンが多いようですね。」と声を掛けます。

すると赤木は、「悪いが皆さんの期待通りにはならん。」と返します。

そして流川も、左目の腫れが治まって万全の状態に回復します。

湘北メンバーは全員、万全の態勢で試合直前の練習に臨みます。

桜木は、山王に再びケンカを売り、彼らのコートサイドにコッソリ混ざって豪快なダンクシュートを披露します。

これに対して、山王も沢北がダンクシュートを行いますが、流川と赤木が阻止します。

そうこうしているうちに、湘北VS山王の試合が始まります。

最高の精神状態で、試合に臨んだ湘北のメンバーは、山王相手にもかかわらず落ち着いた状態で試合に入っています。

安西からの「まずは先制攻撃」と言われていた宮城は桜木にサインを出し、試合開始直後、桜木へパスを出します。

それを桜木が空中で受け取り、そのままダンクシュートを決めます。

山王相手に、桜木のアリウープにより先制点を決めたことで、会場中が驚きに包まれます。

さらに、三井はスリーポイントシュートを決め、自身の調子が絶好調であることを確信します。

ここで、25巻が終了します。

26巻「パワー勝負」

IH2回戦、湘北VS山王は、前半序盤は、三井が3連続でスリーポイントシュートを決めます。

山王は事前の調査で三井のスリーポイントシュート警戒していたため、すっぽんディフェンスの異名を持つ一之倉をマークに当てていました。

しかし、一ノ倉のディフェンスをモノともせず、シュートを連続で決めます。

それに対して、山王はエースの沢北を中心に反撃を開始します。

沢北が流川でにワンオンワンを仕掛けます。

沢北の鋭いドライブに流川は全く反応できず、得点されてしまいます。

これに対抗心を燃やし、「日本一の高校生」を目指す流川も同じプレーをそっくりそのままお返ししてゴールを決めます。

両チームのエースの一騎打ちの応酬が始まるかと思われましたが、試合の流れを見た両監督の思惑もあり、流川と沢北の両名とも一旦コートから下がりました。

そして、沢北と交代で、山王のベンチから出てきた選手が1年生の河田美紀男でした。

美紀男は、今大会参加選手で最高身長の2m10cmもある選手で、山王の3年生でセンターの河田雅史の弟にあたります。

桜木は、美紀男のマッチアップ相手になりますが、美紀男の体重130㎏の肉体が生み出す圧倒的なパワーでゴール下のポジションを奪い、簡単にシュートを決めてみせます。

桜木は、自分よりはるかに大きい美紀男に簡単にやられてしまいます。

ここで、タイムアウト中に、安西は「桜木を中心に攻める」という作戦を指示します。

安西は、美紀男のパワーに対して、桜木の「動きの速さ」と「動きの量」で勝負すれば、必ず桜木が勝つと言い切ります。

ところが、桜木は、パワーでも勝つといい、美紀男に無理やりパワー勝負を挑んでファウルを重ねてしまいます。

そんな桜木に赤木が「腰が高い、もっと腰を落とせ」と助言をしました。

また、「いつもお前とゴールしたで争っているのは誰だと」、発破をかけます。

そこ言葉で、桜木の動きが変わっていき、美紀男のパワーにも負けず美紀男がゴール下のポジションを奪おうとするのを防ぐようになりました。

そんな中、桜木は、美紀男が「ゴール下でのシュート以外に攻撃手段がない」ということに気づきました。

それに気づいてから、桜木は美紀男にゴール下のポジションを奪わさせず、美紀男の攻撃を完璧に封じてみせます。

さらに、桜木は、オフェンスでも、宮城直伝のシュートフェイクと合宿で身に着けたゴール下シュートを組み合わせて美紀男からゴールを決めます。

前半終了間際、桜木は美紀男をドリブルで抜き、ジャンプシュートを決めます。

その結果、湘北は前半を36-34と2点のリードを得て、折り返すのでした。

そして後半戦は、両チームとも流川と沢北の両エースをコートに戻して、フルメンバーでの開始することになります。

後半開始のジャンプボールは河田が競り勝ち、山王ボールでスタートします。

そこから山王は深津から沢北へとパスを通し、沢北がスリーポイントシュートを決め、後半早々湘北は逆転されてしまいます。

ここで、26巻は終了します。

27巻「湘北 in Trouble」

湘北VS山王の、IH2回戦は後半開始早々、沢北のスリーポイントシュートで湘北が逆転されてしまいます。

続く湘北の攻撃で、山王は彼らの十八番のディフェンス、フルコートでのゾーンプレスディフェンスが始まります。

湘北のガードの宮城にボールを運ばせないよう深津と沢北でダブルチームを仕掛け、後半開始2分半で14点のリードを湘北から奪います。

ここで、たまらず、安西はタイムアウトを取ります。

安西が伝えた作戦は、メンバーチェンジはせず、宮城一人にボール運びを任せる作戦でした。

タイムアウト終了直前、彩子は宮城の右手に「No.1ガード」とメッセージ残します。

次のプレー、宮城は深津と沢北のダブルチームを突破し、ゾーンプレスディフェンスの突破に成功します。

このまま流れをつかみたい湘北は、流川にボールを託し、流川はダンクを狙いますが、これを河田がブロックします。

そのこぼれ球から、今度は赤木が攻めますが、これも河田が止めてしまいます。

そのまま河田が桜木のディフェンスをもろともせずにダンクを決めます。

その直後の山王の攻撃、今度は河田が赤木に仕掛けます。

河田は赤木のディエンストもろともせず、ダンクを決めます。

そして、次の赤木の攻撃を簡単に止めた河田が選んだ攻撃は、アウトサイドからのスリーポイントシュートで、これをしっかり決めます。

河田のスリーポイントシュートで湘北と山王の得点差は20点差になり、会場中の誰もが湘北の敗北をを感じ、中には、会場を後にする人も出てきました。

そのとき、安西はこの試合最後のタイムアウト取ります。

安西先生が、桜木に小暮との交代を支持すると、勝利を諦めたと桜木が怒りあらわにします。

安西の話を聞こうとしない桜木に向かい、「私だけかね、まだ勝てると思っているのは」と声を掛けます。

そこに続けて、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」と安西が言葉を重ねます。

安西は桜木にこれから逆転するためには、オフェンスリバウンドを取ることが必要と伝えます。

安西は桜木に湘北の運命を託します。

また、湘北ベンチ全員が、桜木に逆転の期待込めます。

ここで、桜木が再度コートに入ります。

桜木は、やることがオフェンスリバウンドに明確に絞られたため、不思議と落ち着いて、プレーに集中することができました。

しかし、他の湘北メンバーは疲れとプレッシャーで今にも心が折れそうになっています。

ここで桜木はコート横の観覧席の机の上に立ち、観客に叫びます。

「ヤマオー(山王)は俺が倒す。by天才・桜木」

ここで、27巻は終了します。

28巻「2年間」

IH2回戦、湘北VS山王の後半、試合時間残り10分。

コートに再び入った、桜木の、山王への勝利宣言により、会場全体空気が変わります。

その直後のプレー、桜木は山王の野辺のユニフォームを引っ張りオフェンスリバウンドを奪取することに成功、そのまま、湘北の後半初ゴールを決めます。

その後も続けざまに、オフェンスリバウンドと奪取し、湘北にわずかですが逆転の光が見えてきます。

しかし、赤木、流川、三井の得点源が封じられている、今、湘北は攻めてを欠く状況です。

特に、赤木は河田に封じられてしまった自分を見失ったままの本来のプレーができていません。

その時、陵南の魚住がコートへ乱入し、「河田は河田、赤木は赤木」といった助言を赤木に行います。

これにより、赤木は、自身が河田に勝つことよりも、湘北の勝利のためにプレーすることを再確認します。

この赤木の奮起に、三井が自身を奮いたたせます。

復活した赤木が三井のサポートを行い、三井がスリーポイントシュートを決めます。。

その後も三井は、体力の限界を超えてなお、チームメイトの信頼のみを支えとして、シュート決め続けます。

その結果、ついに湘北は山王に10点差まで点差を縮めてきます。

この湘北のいい流れを作っているのが桜木のオフェンスリバウンドであることを見抜いた、山王の監督堂本は、河田に桜木につけと指示をだします。

ついに強豪校の絶対的センターであり、赤木を封じ込めたセンター河田が桜木をマークすることになります。

ここで、28巻は終了します。

29巻「逸材」

IH2回戦、湘北VS山王の試合は、後半残り時間7分半を切りました。

河田の攻撃を桜木がブロックし、湘北は、速攻のチャンスを得ます。

桜木は、速攻のチャンスに、先頭を切って走り、シュート体勢に入ります。

その姿を見た、安西は、かつての教え子の谷沢を思い出しながら、「見てるか谷沢お前を超える逸材がここにいるのだ」とつぶやきます。

そして直後、桜木が外したシュートのこぼれ球を流川がダンクでゴールに叩き込みます。

そして安西は、「それも、2人も同時にだ、谷沢」と静かに言います。

ここで、流川のプレーに触発された沢北が、湘北に襲い掛かります。

湘北は、試合時間残り6分で、プレーに集中しだした沢北に一人で得点を重ねられ、12点のリードを奪われてしまいます。

流川が沢北に果敢に勝負を挑みますが、沢北を止めることはできず、流川、赤木、桜木三人がかりでブロックをしても止めることができず、点を決められてしまいます。

その後も、沢北に得点を取られ続け、試合時間は残り5分を切ったところで、湘北は19点のリードを奪われてしまいます。

この絶望的な状況の中、流川は笑みを浮かべます。

流川は沢北への挑戦を楽しみ始めていました。

その時、流川は仙道の、

「1対1もオフェンスの選択肢の一つにすぎねぇ」という言葉を思い出します。

その直後、流川は赤木にパスをしました。

それまで自己中心的なプレーばかりしてきた流川が、成長した瞬間でした。

続くプレーでも流川はパスを選択し、沢北は対して「パスもある」と思い込ませることに成功します。

その結果、沢北のディフェンスが遅れてついに沢北を抜きます。

しかし、流川が進んだ先になぜか桜木ポジションを取っており、千載一遇のチャンスを潰してしまいます。

桜木が、その位置にポジションを取っていた理由は、1週間の合宿中、一番ゴールの確率が高かった右45度でゴールをもらう為でした。

しかし、そのような言い訳もせず桜木はミスを取り戻すべく、沢北からオフェンスファウルを奪い取りました。

ここで29巻は終了します。

30巻「選手生命」

IH2回戦、湘北VS山王の試合は、後半残り時間3分半です。

スコアは59-74で、湘北は15点のリードを奪われています。

流川のパスを起点に、赤木と三井がゴールを決め、湘北はついに10点差まで追いついてきます。

そして、ついに流川が沢北を1対1で抜き去り、河田も交わし、シュートを決めます。

ここで、桜木が、赤木に、「まだ、いけるよな」と声を掛けます。

赤木は、いつも自身がチームメイトにかけていた言葉を、桜木から逆にかけられ、桜木のことを頼もしく思います。

次のプレー、宮城が深津に、ボールをはじかれ、そのままコートの外に出ようとします。

ここで、ボールが、山王に渡ってしまうと、逆転が難しくなるため、三井が必死にボールを追いかけます。

しかし、体力が切れている三井は追いつけそうもありません。

そのとき、桜木が、「どけ、ミッチー」と叫び、記者席に飛び込みながらも、ボールをコートに戻します。

桜木の状況を確認するために、試合は一時中断します。

記者席からなかなか立ち上がらない桜木に、流川は「いい仕事したぜ、下手なりに」と言葉を残すと桜木は怒りながら飛び起きました。

その直後、桜木は背中に違和感を感じます。

それでも、桜木は試合に出続けますが、背中が痛み、リバウンドを取ることができません。

背中の痛みで、集中力を欠く桜木に、流川が、「必死でついてこい、交代しねーならよ」と奮起を促します。

直後、流川がスリーポイントシュートを決め、山王はたまらず、タイムアウトを取ります。

ベンチに帰った桜木が彩子に背中が痛いと伝えると、彩子は選手生命にかかわるかもしれないと言います。

しかし、桜木は無理をして、試合に出続けます。

タイムアウト明け、山王は深津を起点に得点を取ります。

続く湘北の攻撃には後半開始に湘北を苦しめた、ゾーンプレスを再度仕掛けてきます。

しかし、宮城がこれを突破し、赤木がシュートを打ち、こぼれ球を桜木がダンクで決めます。

この直後、背中の痛みで花道が倒れてしまいます。

ベンチに下がる桜木に、桜木軍団と春子が駆け寄ります。

バスケ部入部からの4か月を走馬灯のように思い出した、桜木は立ち上がります。

そこで、春子に向かって、「大好きです。今度は嘘じゃないっす」と言います。

ここで、30巻は終了します。

31巻「湘北高校バスケットボール部」

立ち上がった桜木は、コートに戻ろうとします。

しかし、安西はコートに戻ろうとする桜木を引き留めます。

安西は桜木の異変にすぐ気づいたが、桜木の成長を見たい一心で交代させなかったと白状します。

それに対して桜木は、「オヤジの栄光時代はいつだよ、全日本のときか?オレは…オレは今なんだよ!!」と言い放ちます。

そんな、桜木に、流川が「出るなら出ろ」と声を掛けます。

そして、桜木が「ダンコたる決意ってのができたよ」と言い残し、コートに戻ります。

試合残り時間1分、湘北が5点のリードを奪われている状況で、桜木はコートに戻りました。

しかし、背中の痛みで美紀男のパワーにゴール下まで押し込まれ、シュートを打たれてしまいます。

それでも桜木はその後必死でシュートをブロックし、失点を防ぎます。

直後の速攻は宮城と流川で仕掛け、最終的に三井に回し、三井がスリ―ポイントシュートを打ちます。

そのシュートに対して、山王の松本がブロックをしますが、三井がシュートフェイクを入れたため、松本のプレーがファウルになります。

スリーポイントシュートは決まり、フリースローも獲得し、これも決めました。

そして、湘北はついに山王相手に1点差まで点差を縮めました。

続く山王の攻撃では、河田がシュートを放とうとしたところを、赤木がブロックします。

そのボールを桜木が取りますが、背中の痛みによるスキを突かれ沢北に取られてしまいます。

そのまま沢北がダンクを決めようとしたところに、桜木がブロックし、阻止します。

そのボールを、流川が拾い、シュートを打ちますが、河田にブロックされてしまいました。

そのボールを再び桜木が拾って、初めて自分の意志で、流川にパスを出します。

直後、流川がシュートを決めて、試合時間残り23秒でついに湘北は逆転を果たします。

山王は深津を中心に攻め、最終的には沢北がシュートを決め、湘北は山王に再度逆転されてしまいます。

その直後、桜木は最後まで逆転を信じて、速攻を仕掛けます。

それに気づいた、赤木はパスを出そうとしますが、失敗します。

パスする相手がいない中、赤木は流川へパスし、受け取った流川ゴールを決めようと、ゴールに向かいます。

しかし河田と沢北にシュートコースは完璧にふさがれてしまいました。

その時、流川は、唯一ボールを出せるコースを見つけます。

ゴールに対して右45度の位置に桜木が見えます。

そして、桜木は、「左手はそえるだけ」と冷静に、シュートの基礎を口にします。

それを見た流川は、桜木にパスを出します。

受け取った桜木は、ジャンプシュートを放ちます。

そしてブザーとともにシュートが決まり、湘北は山王相手に、逆転勝利を収めました。

湘北のメンバーや観客席が盛り上がる中、山王は静かに控室に戻ります。

その際に、山王の監督堂本は、

「負けたことがある」というのが、いつか大きな財産になる。」と選手たちに声を掛けます。

湘北は優勝を見越した雑誌記者に、優勝した時を見越して激闘の後の写真を撮ってもらっていた

湘北メンバーは、優勝を見越した雑誌記者に、優勝校として雑誌の表紙に載せるためにの写真を撮ってもらっていた。

しかし、この写真が表紙に使われることはなく、湘北は、3回戦で、愛和学院にぼろ負けしてしまいます。

そして月日が流れ、春子がマネージャーとして、バスケ部に入部しました。

春子のマネージャーとしての初の仕事は、背中のリハビリに取り組む、桜木へ、状況報告の手紙を送ることでした。

春子からの手紙によると、宮城が湘北の新キャプテンに就任しました。

受験に備えて赤木と小暮は引退し、三井はバスケ部に残りました。

流川は全日本代表に選出されています。

そして、その日のリハビリを始めるために医者が桜木に「耐えられる?」と質問します。

これに桜木は、「天才ですから」と答えます。

ここで、31巻は終了します。

まとめ

今回のパート3では、スラムダンクの単行本21巻~31巻のあらすじをまとめてきました。

パート1では、1巻~10巻、パート2では、11巻~20巻のあらすじをまとめていますので、そちらも読んでみてください。

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