どうも、ともです。
今回は映画化が発表された不朽の名作井上雄彦氏の漫画「スラムダンク(SLAM DUNK)」について、全巻のあらすじの解説をまとめていきます。
本記事では、1巻から10巻までのあらすじを解説します。
10巻以降は下記にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
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2.今まで読んだことないけど、ざっくり知っておきたい人
3.読んでみたいけど、内容が分からないから不安な人
スラムダンクの概要
スラムダンクの全体の概要は、以下のようにまとめられています。
■解説 桜木花道は、中学校三年間で50人もの女子生徒にふられ続けた悲しい男。50人目の女子生徒に「私、バスケット部の小田君が好きなの」と言われたショックが尾を引いて、湖北高校へ入学してからも“バスケット”という言葉に異常に反応し、立ち直れない状態だった。 そんなある日のこと、廊下で一人の美少女から声をかけられる。「バスケットはお好きですか?」その女生徒・晴子がモロに自分の好みであったため、花道は何のためらいもなく「大好きです!!」と答えてしまう。 いつか憧れの晴子と一緒に登下校する日を夢見て、花道はバスケットのトレーニングを始める。しかし、晴子にはバスケ部のルーキー流川楓に憧れていたのだった。その事実を知った直後、バスケット部の練習中のボールが偶然花道の顔面に…怒る花道は猛然とバスケット部員たちに襲いかかるのだった。そこにバスケット部キャプテンの赤木が登場、花道はこよなくバスケットを愛する赤木の面前でバスケ部のことを「玉入れ遊び部」と侮辱し、赤木を怒らせてしまい、バスケットで赤木と勝負することになる。 果たして初心者・花道はこの無謀な勝負に勝てるのか!?
同じ部に所属するスーパールーキー流川の存在、絶大な存在感を誇るキャプテン赤木に触発されながら成長を続ける桜木花道は必見。また晴子や洋平を中心とする桜木軍団など登場人物も個性豊かにストーリーを盛り上げる! 天才・仙道をはじめとする陵南、神奈川NO.1プレイヤー牧率いるインターハイ常連の海南、藤真を擁し、抜群の高さを武器にする翔陽など強豪校のライバルたちに初心者・桜木花道が立ち向かう。 果たして強豪ひしめく神奈川県で湘北高校は勝ち進んでいくことができるのか?そして湘北キャプテン・赤木の全国制覇の夢はかなうのか? 自称・“天才”の桜木花道の戦いが今始る!!
引用元:東映アニメーションミュージアム スラムダンクの概要より
さっそく、1巻~10巻の全巻のあらすじ解説を行っています。
1巻~10巻あらすじ
スラムダンクには、3種類のコミック版があります。
「単行本」「完全版」、「新装再編版」です。
今回は、「単行本」の各巻ごとに、あらすじをまとめていきます。
※各巻数の横のカギ括弧内は副題です。
1巻「桜木君」
「ゴメンなさい桜木君」「あたしバスケット部の小田くんが好きなの」
このセリフから、スラムダンクは始まります。
主人公の桜木花道は中学時代、3年間で50人もの女子にフラれた記録を持ちます。
この告白からしばらくして、桜木は、県立湘北高校に入学します。
湘北高校に入学後も、フラれたことを引きずり、「バスケット」に非常に過敏になっていました。
そんな桜木に、「バスケットはお好きですか?」と赤木晴子という女の子が声をかけます。
晴子に、バスケットは好きかと聞かれた桜木は、「大好きです。スポーツマンですから。」と答え、彼女に好かれるために、バスケ部に入部することを決意します。
バスケットボールのルールも知らない素人の桜木ですが、身体能力は常人離れしており、ダンクをした際に、バックボードに頭をぶつけるほどの跳躍を見せます。
しかし、晴子は、中学時代にそのプレイを目にして以来、バスケット部のスーパールーキー流川に好意を寄せています
その後、流川とひと悶着あり、晴子にも嫌われたと勘違いした桜木は、バスケを嫌いになってしまい、バスケを馬鹿にしてしまいます。
その行動に怒ったのが、バスケ部キャプテンの赤木剛憲でした。
バスケットを馬鹿にしたことを許せない赤木は桜木と1対1のバスケット勝負することになりました。
当初苦戦する桜木でしたが、常人離れした身体能力で繰り出した「フンフンディフェンス」等で、なんとか勝利します。
そして、晴子が、赤木の妹であることを知り、バスケ部に正式に入部することを決めました。
赤木は、桜木の入部を認めませんでした。
しかし、桜木は、コート清掃やボール磨きなどのアピールで根性を示すことで、赤木にバスケット部への入部を認められました。
無事にバスケ部に入学した桜木ですが、地味な基本練習しかさせてもらえません。
流川の華麗な姿に晴子が心を奪われていることに不満を募らせ、桜木は、せっかく入部した、バスケ部をやめると宣言します。
ここで、1巻は終了します。
2巻「NEW POWER GENERATION」
地味な基礎練習ばかりで不満が溜まり、わすか1週間でバスケの練習を放棄してしまった桜木はファミリーレストランで桜木軍団といたところを他校のヤンキーに絡まれます。
「根性なしが」という赤城の言葉が脳裏に残り、逃げ出した事が心残りだった桜木は他行のヤンキーを一撃でノックダウンさせ、「用事を思い出した」と桜木軍団に後を任せ、バスケ部に戻ります。
バスケ部に戻った桜木の前に、監督の安西が現れます。
この安西は、大学バスケの名将で「白髪鬼」の異名があるほどスパルタ教育で有名なコーチでした。
しかし、湘北高校の監督になってからは、仏のような優しい監督になっていました。
その安西から、昨年、県ベスト4の陵南高校との練習試合が発表されます。
また、練習試合に向けて、1年生の能力を見るために1年生対上級生のミニゲームが始まります。
初心者の桜木がゲームに参加できない中、赤木と流川の激しい攻防戦が続きます。
そんな中、流川の天才的なプレーに目を奪われてしまいます。
桜木は、ゲームに参加したいとしつこく頼み、その結果、ゲームに参加出来ましたが、晴子にいいところを見せようとして、ダンクを決めようとして失敗します。
また、そのダンクが赤木の頭に炸裂してしまいます。
次の日、柔道部の主将の青田がバスケ部のキャプテン赤木に「桜木は柔道の素質がある。柔道部に入れる」と宣戦布告。
昨日のミニゲームで、バスケに嫌気がさした桜木は、青田の誘いに乗るのではないかと、周囲は心配します。
しかし、桜木は「バスケットマンだから」と言って、青田の誘いを断り、バスケ部に戻ってきました。
ここで、2巻は終了します。
3巻「庶民のシュートは難しい」
青田からの勧誘を跳ね除けて、「バスケットマン」としてバスケ部に残る決意をしめした桜木に次の練習として、シュート練習の指示がでました。
しかし、晴子に教えてもらった「スラムダンク」ではなく、地味な「レイアップシュート」の練習でした。
桜木にとっては、今までの基礎練習とは違い、新鮮で楽しく、意気揚々と練習に取り組むことになりました。
バスケ素人の桜木には、「庶民シュート」とバカにしていたこのレイアップシュートも非常に難しく、手本を見せてくれた流川や赤木と大喧嘩をした末に、一度もシュートを成功させられないままシュート練習練習初日は終わってしまいました。
桜木は翌日の早朝、屋外のバスケットコートで自主的にシュート練習に取り組みます。
そこに偶然、晴子が朝のランニング途中に通りがかり、レイアップシュートのコツを教えてくれます。
流川や赤城の言うことは素直に聞けなかった桜木も、晴子の言う事は素直に聞いて、「ボールはリングに置いてくる」という感覚で再度レイアップシュートを行います。
すると、綺麗なシュートフォームに変わり、桜木は遂にレイアップシュートを決める事が出来ました。
この日以降、練習に気合の入る桜木の前に現れたのは、陵南高校バスケ部一年の相田彦一でした。
彦一から流川や赤木と勘違いされ、おもしろくない桜木は「バスケットマン桜木だ」を忘れるなと自己紹介しました。
そして、彦一のいる陵南高校との練習試合に向けて、赤木から「リバウンド」を直伝してもらうことになりました。
「リバウンドを制する者はゲームを制す!」
赤木の言葉に影響を受け、練習試合までの期間、部活終了後、夜遅くまで赤城とリバウンドの練習に励む桜木でした。
そして、練習試合当日、桜木に与えられた背番号は16番でした。
赤木は、現時点では、桜木を試合に出す気が無かったのです。
しかし、桜木のワガママや、安西先生の許しなどもあって、流川が貰うはずだった10番をゲットすることになりました。
その後、遅れてやって来た陵南のエース仙道に対して自信満々に宣戦布告。
「センドーは俺が倒す!」という桜木の挑戦状に対して、仙道は余裕の笑みを返しました。
ここで、3巻は終了します。
4巻「主役登場!!」
桜木は「秘密兵器」という事でひとまずベンチスタートとなり、陵南との練習試合が始まりました。
試合序盤は陵南のキャプテンである魚住が、シュートブロックを3連続で決めたり、陵南のエース・仙道がエースにふさわしいプレーをして湘北を圧倒します。
この時点で、両高のスコアは0-19で湘北が大差で負けており、陵南監督の田岡は「気を抜くな! 30点差をつけて勝て!」と選手に指示をします。
その直後、赤木と流川の闘志に火が点きます。
流川も仙道に対抗して、フェイクからのきれいなパス出し、それを受け取った赤木がダンクを決めました。
そのプレーに続いて、流川もダンクを決め、反撃ののろしを上げました
ここから、猛烈な追い上げを見せ、前半終了時のスコアは42-50で、湘北は29点差から8点差まで詰め寄る事に成功しました。
ここまで、「秘密兵器」とうまくあしらわれ、出番のなかった桜木が「騙されていたのでは?」と疑い始め、試合に出させろと暴れ始めます。
それでも赤木と安西監督は桜木を試合に出すことはありませんでした。
そんな中、魚住のファールで赤木は頭部を負傷し、出血してしまいます。止血できるまでは、試合にでることができません。
ここで、赤城の代役として桜木が試合にでることになりました。
しかし、桜木は緊張で頭の中が真っ白になっており、トラベリングやファールといった 反則を連発してしまいます。
そんな桜木に、流川が容赦なく股間に蹴りを入れます。
その蹴りに対する怒りによってようやく冷静さを取り戻した桜木は、常人離れした運動能力でプレーに臨みだしました。
そして、魚住に対して、赤木との対決で見せたフンフンディフェンスで対抗しようとします。
ここで、4巻は終了します。
5巻「REBOUND」
フンフンディフェンスで、魚住からボールを奪った桜木は、基礎練習によって身に着けたドリブルで相手のコートへ向かいます。
流川に蹴り上げられる前とは別人のようなプレーに、両ベンチは大騒ぎになります。
しかし、魚住のディフェンスの前に、「庶民シュート」を決めることはできませんでした。
このとき、陵南の選手は全員「流川でくる」とマークをするなか、桜木は、全員の意表を突く木暮へのパスを選択し、木暮が連続でシュートを決め、スコアは65-68の3点差に追いついてきました。。
盛り上がる湘北サイドでしたが、陵南のエース・仙道を一人でマークし続けた流川の体力が限界を迎えてしまい、足をつってしまいました。
すると、先ほどのお返しとばかりに、桜木が流川の足を蹴り飛ばして、気合を入れます。
桜木への対抗心でプレーを再開した流川は、味方のシュートミスに反応し、そのまま自分が得点。
それを見て桜木は、赤木が言っていた言葉、「リバウンドを制する者はゲームを制す。」を思い出します。
桜木は赤城との猛特訓の成果を発揮し、魚住や流川よりも更に高く飛びリバウンドに成功します。
これには、陵南メンバーだけでなく、湘北メンバーも驚き、桜木は「このリバウンド王桜木がゲームを制す!」と更に自信満々でプレーに臨むようになりました。
その後、桜木のリバウンド力に警戒したた魚住からは、リバウンドが取れなくなってしまいました。
理由が分からず、戸惑う桜木に向かい、止血を終えた赤木が「違う」と怒鳴られました。
赤城との猛特訓の際にも、同じように怒鳴られていた桜木は、「スクリーンアウト」というポジション取りの技術について思い出しました。
その後、桜木はスクリーンアウトをきっちりと行い、魚住からリバウンドを奪えるようになっていきました。
桜木の予想外の働きもあり、77-76で湘北がついに逆転しますが、陵南エースの仙道を本気にさせてしまいます。。
これまでは味方にパスを出すおもしろさを楽しんでいた仙道が、自分でにゴールを狙うプレーを行うようになりました。
仙道がシュートを決め、逆転され、湘北は再び陵南にリードを許す展開になりました。
ここで、安西監督は、流川・桜木のダブルチームで仙道をマークすることを指示します。
仙道相手に、ダブルチームで挑む桜木と流川でしたが、桜木が足を引っ張てしまい、陵南の得点を許してしまいます。
試合時間が残り20秒を切り、スコアは81-85で湘北が4点リードを許す展開です。。
ここで、5巻は終了します。
6巻「NOTHING TO LOSE」
陵南との練習試合も試合時間残り20秒となりました。
残り時間が少ない中、湘北は81-85の4点差でリードを許す状況で、陵南のエース仙道にボールが入ります。
仙道に対して、桜木と流川はダブルチームで対応しますが、仙道はダブルチームをものともせずに、二人を抜き、シュート態勢に入ります。
止血を終え、ゲームに復帰した赤城と流川が仙道のシュートをブロックしようとしたものの、仙道が上手く距離を取り、シュートを打ったためわずかに、手が届きませんでした。
そんな時、仙道の後ろから、桜木が常人離れした身体能力を生かし、大ジャンプをし、シュートをブロックしました。
そのボールを、流川が落ち着いてシュートを決め、点差は1点になりました。
しかし、陵南はこの状況でも冷静にパスを回していき、湘北の反撃のチャンスを奪うために、時間をかけて攻めてきます。
このままでは、反撃の時間がなく、負けてしまうと思った時、赤木が陵南からパスカットに成功して、反撃のチャンスを得ました。
赤木からのパスを受けた、流川は相手コートにドリブルで進むも、仙道がドリブル止めます。
ここで、流川が咄嗟にパスを出した相手は桜木でした。
スラムダンクを放とうとする桜木に湘北コート全員が不安感を覚えます。
しかし、晴子の「桜木くん!」という期待の声を聞いた桜木は、スラムダンクではなくレイアップシュートを行うことを決めました。
晴子に教わった「ボール置いてくる」を意識しながら打ったそのレイアップシュートが決まり、残り5秒の時点で遂に湘北が逆転しました!
しかし、陵南はまだ勝利のチャンスを捨ててはいませんでした。
仙道が残り5秒の間に、一同圧巻のプレーをし、流川と赤木をかわして見事にシュートを決めます。
結局ゲームは86-87で陵南の勝利に終わってしまいました。
初めての試合で、負けてしまった桜木はショックを受け、なかなか敗北を受け入れられません。
そんな桜木仙道が「俺を倒したかったら死ぬほど練習してこい。」と笑顔で握手をしてくるのでした。
陵南との練習試合の翌日、桜木は、晴子から「バッシュを買いに行こう。」と誘われます。
これまで学校の運動靴でプレーしていた桜木ですが、桜木の常人離れした身体能力に運動靴が耐えきれず、陵南との練習試合で壊れてしまっていました。
スポーツ用品店でいろいろなバッシュ試着していく二人が、最終的に選んだのは店長が履いていたエアジョーダンⅥというレアなシューズ。
桜木は店長に向かって「中古だからマケてくれ、30円に」とお願いし、有り金全部を渡して、バッシュを手に入れました。
そうして敗北のショックから立ち直った桜木でしたが、突如、宮城リョータというバスケ部の先輩が殴りかかられます。
宮城はバスケ部マネージャーの彩子に惚れている2年生で、一緒に歩いていた桜木と彩子が付き合っていると勘違いして殴りかかってきたのです。
宮城は、湘北の3年の三井寿とも大きな喧嘩を起こしており、その喧嘩により、最近まで停学処分になっていたため、桜木と面識がありませんでした。
宮城と桜木の喧嘩が喧嘩をしようとしているところに、宮城とけりをつけようと、挑発に来ていた三井も巻き込まれる形になりました。
晴子と彩子が二人の間に入った事で、桜木と宮城はひとまず喧嘩をやめましたがバスケ部の練習が始まると再び喧嘩をしだしました。
さらに、宮城と喧嘩のけりをつけようとしていた、三井も「あの赤い髪のやつ絶対に許さねえ」と桜木に恨みを持つことになりました。
ここで、6巻は終了します。
7巻「バスケ部最後の日」
宮城が、バスケ部に復帰し、桜木と勝負をすることとなり、2人はヒートアップし、先ほどの殴り合いのような状態となります。
しかし、お互いに片思いをしていることが分かり、似たような境遇の二人は、親近感を覚え、親友になります。
そして、桜木は、宮城からシュートフェイントを教えてもらいました。
そんな中、バスケ部に、不良が殴り込みます。
バスケ部に恨みを抱える三井寿が他校のヤンキー鉄男たちを引き連れて体育館に乱入します。
こんな時頼りになる、キャプテンの赤木は、補習中で不在でした。
バスケ部は、暴力沙汰を起こすと、夏のIH予選に出場することができなくなるため、反撃することができません。
その弱みに付け込み、三井たちは、宮城たちを殴ります。
止めに入った安田も、三井たちから容赦なく暴力を振るわれます。
その光景を見ていた、流川は我慢できなくなり、ついに反撃してしまいます。
さらに、彩子に不良たちが手を出したことで宮城が参戦し、そこに桜木らも参戦し、体育館でバスケ部と三井たちとの大喧嘩が勃発しました。
木暮は、暴力沙汰が明るみにでないように、体育館カーテンやドアを閉めさせます。
湘北の先生たちが、騒ぎを聞きつけ、体育館にやってきますが、何とかやり過ごします。
そんな中、乱闘は終盤を迎え、他行のヤンキーの中で最も喧嘩慣れしている鉄男と、桜木の喧嘩が始まります。
ここで、7巻は終了します
8巻「BASKETBALL」
宮城への復讐のためにバスケ部を潰そうと体育館にやってきた三井たち。
三井たちの予想に反して喧嘩慣れをしている桜木の存在により、劣勢になり引き上げた方が良いと言うヤンキーたち無視する三井に小暮がふいに「もういいだろ」と間に入ります。
三井は元々、バスケ部の所属だったのです。
しかも、中学MVPという肩書を持つ三井のことを、小暮たちの同級生で中学からバスケットをしていている人の間では、知らないものはいないほどの選手だったのです。
場面は回想シーンとなり、2年前の春、赤木、小暮、三井が高校1年生のシーンに戻る。
高校生離れした肉体の赤木、中学MVPの三井は入部早々、上級生から期待を集めます。
くしくも、2人の目標はともに全国制覇でした。
高さとパワーの赤木、バスケットセンス抜群の三井。
この二人が活躍すれば、湘北バスケ部の未来は明るいものになると、誰しもが思った矢先、三井がひざのけがで入院してしまいます。
ここで、三井の回想シーンになります。
中学校最後の県大会で、三井率いる武石中は勝てば全国という試合で試合時間残り12秒、1点差で負けている状況でした。
絶対勝つと言う三井でしたが、内心もう勝てないと勝利を諦めていました。
そんな中、偶然観覧に訪れていた安西から
「最後まで、希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ。」
と言われ最後まで諦めずプレーをした結果、武石中は逆転し、見事に優勝しました。
そのようなことから、三井は安西先生のいる湘北のバスケ部を全国に連れていきたいと考え、名門校からの誘いをすべて断り、湘北バスケ部へ入部したのでした。
膝のけがから三井が復活し、これからというときに、またひざ故障をし、そのままバスケ部の練習に顔を出さなくなりました。
シーンは戻り、安西先生が体育館にやってきます。
安西先生を見た三井は当時の心を思い出し、安西先生に向かってただ一言
「バスケがしたいです。」
といいます。
ここで、8巻は終了します。
9巻「問題児軍団」
三井たちのバスケ部は、水戸と堀田らが一方的にバスケ部を殴ったということにして、罪をかぶることで出場停止になることはありませんでした。
入部当初の気持ちを思い出した三井は髪を切り、バスケ部に復帰し、練習でも中学MVPの名に恥じない、プレーを披露します。
そしてインターハイ県予選初日を向かえます。湘北の相手は三浦台です。
バスケ部襲撃事件のお仕置きとして、流川、桜木、宮城、三井の湘北問題児軍団はスタメンから外されます。
スタメンの4人を欠く中、三浦台に大幅リードを許し、十分反省をしたところで満を持して湘北問題児軍団の4人がコートに入るのです。
4人の投入後は、試合は湘北のペースになり、逆転に向けて攻めている中、桜木がファウルを受け、フリースローを獲得します。
初めてのフリースローで、フリースローのやり方が分からない桜木は、フリースロー1本目に5秒バイオレーションを取られてしまいました。
2本目はわざとリングにあて、リバウンドをとり、ダンクさせる作戦を思いつきますが、リングにあてたボウルを流川がそのままダンクで叩き込みました。
そこから湘北は怒涛の反撃を見せ、流川の活躍で逆転します。
思ったような活躍が出来ずいらだつ桜木にチャンスがやってきます。
これまでのイライラを吹き飛ばすかのように、スラムダンクをしますが、そのダンクをゴールリングではなく、三浦大の選手の頭にダンクしてしまい、5ファウル退場となってしまったのです。
その後試合は湘北の圧勝で幕を閉じます。
IH県予選、湘北は4回戦まで余力を残しながら難なく、勝ち進みますが、桜木は4試合とも5ファウル退場という不名誉な記録を作ってしまいました。
そして、失意の桜木が、学校から帰ろうとすると、夜中の体育館から、バスケットボールをつく音が聞こえてきました。
桜木が体育館に向かうと、流川が一人練習していました。
これまでの試合でも十分に活躍している流川のそんな姿を見た桜木は「次の翔陽戦は退場しねえ」と決意しました。
三浦台戦から4試合連続5ファウル退場と思ったように活躍が出来ずに悩む桜木はプライドを捨て、赤木にアドバイスをもらうことを決めます。
ここで、9巻は終了です。
10巻「リバウンド王桜木」
IH県予選Bブロックの決勝戦進出した湘北高校の次なる対戦相手はBブロックのシード権を持つ翔陽です。
翔陽は、16年連続IH出場の絶対王者の海南大付属高校に次いで、昨年準優勝の強豪です。
そんな中、今年は190cm台の選手が4人スタメンに名を連ね、海南にも勝てるのではないかと言われるほどのチームです。
そんな翔陽の高さに対抗するために、翔陽との試合では桜木もスタメンとして最初から出場することになりました。
「今日こそ退場しない。そしてルカワより点を取る!」意気込んで試合に臨む桜木でしたが試合開始直後に1つめファウルを取られます。
そんな桜木に加えて、赤木、三井、宮城の3人も翔陽との大一番に緊張してしまい普段のプレーが出きません。
そんな4人のせいもあり、試合開始から6分間も得点することができない湘北はスコアも0-11と11点差をつけられてしまいます。
そんな時、翔陽からボールを奪った流川がそのまま強引にドリブルを仕掛けゴールを決めます。
赤城、宮城、三井、桜木はそのワンマンプレーに注意しますが、流川は「全員とも動きが硬くてパスが出せない」と言い放ちます。
それを聞いた4人は「生意気なやつめ」と激怒し、その怒りで緊張が一気に和らぎました。
そこからは、赤城、宮城、三井、桜木、流川がそれぞれの活躍し、少しずつ点差を詰めていきます。
桜木も宮城のパスを受け、庶民シュートを決めて、公式戦で初めてシュートを決めます。。
特に宮城と三井の活躍は目を見張るものがあり、宮城のスピードで、翔陽ディフェンスは切り崩されてしまい、それを警戒して内の守りを固めると、今度は外から三井がスリーポイントシュートを決めるという好循環が生まれます。
そして、桜木は赤木との特訓の成果を発揮し、リバウンド王としての才能を開花させ、翔陽の190cm台の選手相手に立て続けにリバウンドをとります。
その3人の活躍もあり、前半終了時、22-31で、湘北は9点差まで、差を縮めることに成功しました。
後半開始後も、桜木は絶好調で、リバウンド王として、リバウンドを立て続けにとることでボールのの支配率の上がった湘北は遂に翔陽を36-35と逆転します。
しかし、ここで翔陽が選手の交代をします。
選手兼監督としてベンチにいた翔陽のエース藤真が投入されてしまいます。
登場直後、藤真があっさりとシュートを決めて、ゲームは再び翔陽がリードする形になります。
藤真が「湘北はベスト4にはまだ早い」と湘北メンバーに言い放ち、それに応戦する湘北メンバー。
ここで、10巻は終了します。
まとめ
今回のパート1では、スラムダンクの単行本1巻~10巻のあらすじをまとめてきました。
パート2では、11巻~20巻、パート3では、21巻~31巻のあらすじをまとめていますので、そちらも読んでみてください。
どうも、ともです。 今回は映画化が発表された不朽の名作 井上雄彦氏の漫画「スラムダンク(SLAM DUNK)」について、全巻のあらすじの解説をまとめていきます。 本記事では、11巻から20巻までのあらすじを解説します。 […]
どうも、ともです。 今回は映画化が発表された不朽の名作 井上雄彦氏の漫画「スラムダンク(SLAM DUNK)」について、全巻のあらすじの解説をまとめていきます。 本記事では、21巻から31巻までのあらすじを解説します。 […]