どうも、ともです。
今回は、第三種冷凍機械責任者(3冷)の人気度と取得難易度についてまとめていきたいと思います。
2.第三種冷凍機械責任者(3冷)の人気度と取得難易度について知りたい人
第三種冷凍機械責任者(3冷)とは
第三種冷凍機械責任者(3冷)とは、高圧ガス製造保安責任者という国家資格の中の免状区分の一つです。
高圧ガス製造保安責任者の免状区分の中で、特に、冷凍機といわれるビルの空調や工場の冷却設備に用いられる、機器や装置のメンテナンス業務を行う役割を持ちます。
詳細は、別の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。
どうも、ともです。 最近、ビルメンテナンスや化学プラントで働いている人の中で、第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格が注目されています。 この資格を取得することで、 ・独立してビルメンテナンス業務を行うことが[…]
第三種冷凍機械責任者(3冷)の人気度・資格取得難易度
第三種冷凍機械責任者(3冷)の人気度に関して、受験者数の推移および有資格者数の観点から考えていこうと思います。
第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格取得の難易度に関して、試験の合格率の推移から見ていきます。
また、資格取得者が活躍できる事業所が、日本国内にどの程度あるかについても調べてみました。
受験者数・合格者数・合格率について
受験者数、合格者数、合格率の推移に関して下記の表にまとめました。
第三種冷凍機械責任者(3冷)の受験者数は、年度によっても違いますが、8,000人から9,000人程度です。
ちなみに、私が実際に受験した2020年度試験会場において、空席の箇所が見受けられましたので、実際の申込者数は、10,000人程度になるのではと推測します。
合格率は、年度によってばらつきはありますが、およそ35%程度で推移しています。
合格率から考えるに、試験勉強をしっかり行えば合格できる資格です。
似たような難易度の資格としては、ボイラー技士2級、危険物取扱者試験乙種4類(乙4)やFP2級などが該当します。
どのような方が受験しているか
私が実際に受験した2020年の試験会場で回りを見渡してみた結果からどのような方が受験しているかをまとめます。
まず、年齢層で一番多かったのは。20代前半の方々が多かったように思いました。
また、一部大学では、資格取得が推奨されているみたいで、大学生くらいの年代の受験者の方もいらっしゃいました。
次に、男女別でみると、男女比はおよそ7:3でした。
以上のことから、受験者数の大半は、第三種冷凍機械責任者(3冷)の設置が必要な会社で働いている人もしくはこれから就職したい人かと思われます。
活躍できる場所
第三種冷凍機械責任者(3冷)の有資格者が主に活躍できる場所は、冷凍機がある工場や商業ビル、オフィスビルなどです。
東京にあるオフィスビルだけに限っても、その数はおよそ10000棟あります。
これを全国に広げて考えると、その数はかなり大きいものになると言えます。
そのため、第三種冷凍機械責任者(3冷)の有資格者が働くことができる場所は、全国に比較的あることが分かります。
また、現在、冷凍機械責任者の選任の必要のない冷凍機械の設備も増えてきていますが、事業者の冷凍機械責任者を手元に置いておきたいという強いニーズがあるため、今後もニーズが失われることは少ないかと思います。
一方で、第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格を持っているだけで、転職活動や社内昇進が有利になることは一般的に少ないため、別の資格の取得や、実務経験をより積むことが必要になってきます。
第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格取得者が次に取得したほうがよいおすすめの資格は、第二種電気工事士」「危険物取扱者乙種4類」「2級ボイラー技士」です。
「第三種冷凍機械責任者」と「第二種電気工事士」「危険物取扱者乙種4類」「2級ボイラー技士」を合わせて、ビルメンテ業務に関わる資格の「ビルメン4点セット」と呼ばれます。
1.「第三種冷凍機械責任者」
2.「第二種電気工事士」
3.「危険物取扱者乙種4類」
4.「2級ボイラー技士」
各々の資格取得に関しては、また別の記事で詳しく紹介します。
まとめ
今回は、第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格概要、資格人気度、資格取得難易度などについてまとめてきました。
2.第三種冷凍機械責任者(3冷)が活躍できる代表的な場所のオフィスビルは、東京だけに限っても、その数はおよそ10000棟ある。
3.第三種冷凍機械責任者(3冷)は冷凍機械のメンテナンスの有識者として、今後もニーズが失われることは少ない。
皆様も、ぜひ一度、第三種冷凍機械責任者(3冷)の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか?